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- こんな悩みはありませんか?「心臓が心配」
心臓病の症状とは?
ひとくちに心臓病といってもいろいろな種類のものがあり、その症状も多様です。「胸がしめつけられるよう」、「胸が痛い」、「動悸がする」、「脈がとぶ」、「少し動くとえらい」、「少し動くと息が切れる」、「手足や顔がむくむ」などが典型的な症状ですが、「背中が痛い」、「あごが痛い」といったような症状もあります。心臓病は治療が遅れると、突然命の危険にさらされたりすることもあります。気になる症状がありましたら、なるべく早く受診されることをお勧めします。心臓病でないと診断されたら安心して、翌日から症状がまったくなくなったというような方もみえます。心臓病を見つけることも大事ですが、心臓病でないことを確認することも患者さんにとっては非常に重要です。
心臓病にはどのようなものがあるのでしょうか?
たとえば、自動車は、エンジンがしっかり動いて、電気系統に異常がなく、ガソリンがきちんとエンジンに送られていることで、走ることができます。心臓も同じで、心臓のポンプ機能(エンジン)、電気的興奮の伝導(電気系統)、心臓に酸素を送る血管(ガソリンのエンジンへの流れ)が正常に機能していることが重要で、そのいずれかの調子が悪くなる状態がおおまかにいえば心臓病となります。心臓病では、エンジンの異常のことを心不全、電気系統の異常のことを不整脈、ガソリンがエンジンにきちんと流れない状態を狭心症・心筋梗塞と呼びます。いずれの異常も、放置しておくと心臓はだんだん歪んできて、回復不能な状態になりますが、そのような心臓の歪みをリモデリングといいます。心臓の歪み(リモデリング)の予防および是正のために、心臓病の早期発見・早期治療が重要であります。
心臓病はある日突然起こるわけではありません。
心臓病はある日突然起こるわけではありません。先ほど、心臓の歪みという話をしましたが、いくつかの心臓への負担が積み重なり、徐々に心臓は歪みが生じ、心臓病となるのです。その初期の歪みをもたらす有名なものが、喫煙、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)であります。それらを防ぐことが心臓病をおこらなくする、あるいは進行をとめることになるわけです。高血圧患者さんの血圧を下げることがゴールではなく、下げることによって心臓病の進行を抑えることがゴールになります。当院では、特にそれらの予防・治療に力を入れております。
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