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- こんな悩みはありませんか?「足の冷え・むくみが心配」
足のむくみの症状とは?
足のむくみというのは、皮下に水が溜まるために生じるものです。足のほうに送られた血液は毛細血管という髪の毛よりも細い血管を通して足のほうの細胞に酸素や栄養を届けます。その時含まれている水分は血管内にもどり、ふくらはぎの筋肉がポンプの役目をして、心臓のほうに返します。そのため、むくみが生じないわけです。このように、足の筋肉はむくみを予防するためにきわめて重要です。年齢が上がると、足の筋肉が衰えるため、特にもともと筋肉量の少ない運動量の少ない女性においては、自然と足がむくみます。また、立ち仕事が多い方もむくみやすくなります。
足に送られた血液の帰り道である静脈の調子が悪いと、むくみの原因になります。エコノミークラス症候群など静脈に血の塊ができて血液が流れなくなったような下肢静脈血栓症や、静脈の逆流防止のための弁の異常があると、むくみが生じます。
注意しなければならないむくみのタイプ
我々がもっとも注意しないといけないのは、全身の水分の貯留による結果としての足のむくみです。心臓や腎臓の悪い方は、病気のためもあって、塩分を身体の外に出す能力が弱くなっています。食べたり飲んだりしたものに入っている塩分が過剰になると、塩分が処理しきれなくなって、むくみとなって出てきます。むくみの原因を明らかにする必要がありますので、是非ともお越しください。
- 心不全
- 肥満
- 腎機能障害
- 塩分の過剰摂取
足の冷えが気になる方へ
足の冷えの中で、特に問題になるのが、糖尿病と診断されている方です。糖尿病というのは、単に血液中や尿中の糖が多くなるだけではなく、コントロールが良くないと血管をがたがた にします。その結果、血液を送るための血管(動脈)の血液の流れが悪くなり(血行障害)、足の冷えが生じることがあります。そのままおいておくと、足に潰瘍が生じたりして、命 にかかわる場合 もあり危険です。一度、検査をお勧めします。 また、足の冷えを感じる方で、歩くと足がより冷えたり、しびれたり、痛みがあったりし、少し休むと改善するということが繰り返される時は、動脈硬化により足を栄養する血管が細くなったためによる血行障害も考えられます(動脈硬化性下肢動脈閉塞症)。早めに治療することが大切ですので、ご相談にいらしてください。